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空とぶひこうき!ブンブブーン
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生きてるものはいないのか - 五反田団 @こまばアゴラ劇場

五反田団の舞台をこまばアゴラ劇場にて見てきました。

ものすっごい狭い劇場で、そこに人を押し込んだ形でそのおかげで、俳優がすぐ目の前で
動き回るという感じでした。
イメージだと、学校の演劇という感じ。なのだけど、演技がうまいし、話がしっかりとしていて
とても面白かったです。メチャクチャ笑いました。


以下、内容に触れてゆきます。
メチャクチャ笑った、ということで随所に小ネタがちりばめられていて、終始ほぼ明るい雰囲気で
話が進んでゆきますが、今回の話を端的に言ってしまえば『謎の奇病で人々がどんどん死んでゆく』
話です。この題材を暗い感じで進行しないのは本当にすごいと思った。
あるシーンでは、人が死ぬ瞬間なのに会場から笑いが起こってるの。本当に凄い。


話は、軸がいくつか存在し、舞台を何箇所かに使って進んでゆきます。
半分くらいまでは、日々の生活が目の前で繰り広げられるだけです。
ただ、事件はナナと呼ばれる人が死ぬところから始まります。
そこから、総勢20名弱もの人が次々と死んでゆきます。
その死に方は人それぞれ、笑いが起きたときのものなんてのは、
ある男が一方的に恋している女の人に愛を伝えるために歌った歌を収めた歌を
聞きながら死んでゆく、なんてものがありました。歌はマイムマイム
(実際、こんな死に方いやだ、といって死んでゆく)

でも、これらの笑いによってカバーをされた中に話の核心があって
今回のこの舞台の主題は「死」に対することなんじゃないかとおもう。
最近あった、池袋パルコから自殺した人に巻き込まれて死んでしまった人の話が
タイムリーにいえることなのだけど、人は自分の死に方を選ぶことが出来ない。
いつ、どの瞬間に死ぬのかはわからない。
だから、好きな人にその言葉を伝えられずに死んでゆくものや、
変な歌を聞きながら死んでゆくものもいる。

また、「死」に対する態度の変化、人による違いもあった。
奇病が蔓延してくると人々は死ぬことを恐れ、パニックにおちいってしまう。
しかしその中でも、愛する人を失ったために、その恐ろしい死を受け入れようとしたり。

終盤、以前から病気でもうすぐ死ぬと宣告されていたミキという病人と、
喫茶店の店長の二人だけが生き残る。
しかし、ミキも死んでしまい、最後に店長だけが残る。
この瞬間、店長はミキが見ていたのと全く逆ではあるけど、同じ世界におかれたような
気分になったのではないかと思う。

健全な人々のなかにいる、もうすぐ死んでしまうミキ。
死人に囲まれた、生きている店長。

僕はこの瞬間、同じ境遇におかれたら、すぐにみんなの後を追いたい、
死んでしまいたいと思いました。今の自分に対する強烈なパラドックス。

生きたい、って何だ。結局、自分の生ってのは境遇に振り回されるのか。

いやはや、舞台デビューで鮮烈なものを見てしまいました。
これからも五反田団、追っかけていきたいと思いまっす。
また、ライオンキングとかのでっかいのも見てみたいです。
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