In the Aeroplane Over the Sea

空とぶひこうき!ブンブブーン
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七つの死者の囁き


評価:
有栖川 有栖,石田 衣良,鈴木 光司,小路 幸也,吉来 駿作,道尾 秀介,恒川 光太郎
新潮社
¥ 460
(2008-11-27)
 恒川光太郎の名前があったので即購入。
死者、というよりは魂を扱った話の短編集。
鈴木光司、小路幸也がよかった。

小路幸也の話ははじめて読んだのですが、最初の設定

主人公が平穏に人生を送っているときに突然『獏』という存在があらわれ、
『あなたの今までの人生で実らなかった恋が実った状態で
破れた恋ならその原因を取り去った状態で
それ以降の人生をもう一度やり直すことができます。いかがですか?』
という提案をする。


この時点で引き込まれてしまった。
他の著書も読んでみたいでよ。
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鬼子〈上〉 (幻冬舎文庫)

新堂冬樹読了二作目となりました。
今回も随分衝撃的でした。
ある日突然親に暴力をふるうようになった息子・浩をめぐる家族の物語。

前半から、主人公である袴田の実力は無いのにプライドだけは一流というかなり
キワドイキャラが大爆発で、
それが原因となって、いろんな事件が起こっているのかと思いました。
最終的には、浩がなぜ家庭内暴力をふるっているのかというのは理由付けされますが、
前半から伏線のように敷かれていた物語の影の部分がつながっているわけではなく、
ちょっとがっかりな部分も。
ただ、わかりやすい部分であったもう一つの伏線、終盤に盛り上がるもう一つの最後は
とても自分としては救いだな。と。

うーん。この間の短編のほうが自分としては好みだな。
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逃亡くそたわけ (講談社文庫)

精神病の患者が病院から抜け出し、九州を縦断しながら逃亡してゆく。
ただ、別にその逃亡劇を楽しむって話ではなくて、
ただ逃亡しながら旅行してゆくという話。
九州の色々と面白そうな名所が出てきて、ちょっと旅行してみたくなった。
そういった点で楽しく読めました。


もう一つ、読んでいて切なくなったのが、
精神病の患者さんの心理について。
著者が実際どこまでしっているのかは知らないのだけれど、
こういった状況に追い込まれることがあるのかと思うと
この状態と平行して日常生活を営むというのにどれだけのエネルギーを消耗するのか。

僕の前の相方は、若干そういう気があってあるときまったく連絡が出来なくなり、
本気でイラついて、そのままもう一切関係を切ったのだけど、
もしかしたらそういうことがあって
気まずくなってその後は連絡できなかったのかなーって思ったりした。
『そうならそうと言ってくれよ、』
というのは僕らのエゴか。


そんな本を今日良く前の彼女と遊んでいた吉祥寺への行きかえりで読んだ。
そしてはじめて風俗に行った。
正直に言えるのは、人生経験として後悔はないけれど、背徳心なら死ぬほどある。
絶対はまらないでしょう。
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吐きたいほど愛してる。 (新潮文庫 し 58-1)

最近かなり疲れ気味です。。。。くはー


愛。愛。愛。愛。
今週末に友人の結婚。それも一つの愛。
世界の中心で叫んでみる。それも一つの愛。
大塚愛。それも一つの愛。
アイラブユーOK?それも一つのアイ。


タイトルの通り、それぞれの形の愛についての短編4話による編成。
愛って何だろう。与えるもの?
ここにはストレートに愛を表現できない歪曲した悲しい人たちの話が収められてます。
特に、『半蔵の黒子』『英吉の部屋』に関しては、本人たちは
自分が愛を人に与えることに対してこの上ない達成感を持っており、
そして自分の愛が他人を幸せにすると疑わない。
『お鈴が来る』では人間の奥底に潜む暗さを。
『まゆかの恋慕』がいちばん切なかったな。
こういう本もあるのかと思いました。

がしかし、内容は非常にグロいので読む方は注意。
特に表紙で駄目なんて人はやめておいたほうが無難。
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のぼうの城

評価:
和田 竜
小学館
¥ 1,575
(2007-11-28)
いやはや。面白かった。一瞬にして読了。

歴史物、なのだけれどわかりずらい昔の言葉に逐一詳しく解釈がついているので
とてもわかりやすい。
読んでいるうちに歴史に興味がわいてきたわ。歴史をもっと知りたい!
こういう風に読みやすい歴史物があれば教えてほしいです。

読み終わった後の感じとしては、とにかく底知れぬ井戸をのぞいているような
主人公の存在が面白かった。
最初と最後のストーリーがわかっているものの、どう動いていくのか予測がつかない場面が
いくつもあって先が気になって一気に読んでしまった。
ただ、もう少し人物を掘り下げてもらえるともっと良かった気もします。
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四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)

評価:
森見 登美彦
角川書店
¥ 700
(2008-03-25)
『太陽の塔』を読んだときの衝撃はすごかった。
たんたんと語られる物語、とくに筋道はないけれどその内容の独特さに
とても感銘をうけました。

今作も同様に、大きな筋道としてのストーリーはあるけれど、
語られる内容は駄目な青春を送る大学生のストーリー
淡々と駄目な日々が語られ、派手さは全く無い牧羊系ストーリー
以下物語の確信に触れます。


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秋の牢獄

評価:
恒川 光太郎
角川書店
¥ 1,470
(2007-11)
結構まわりで評判になっていた本、文庫まで絶対に待ちきれないと思い購入。
すこし寝かしておりましたがテストも終わり読了。

短編が三話収められており、
『秋の牢獄』は11月7日を繰り返し続ける女子高生の話。
結構ありきたりなんじゃないかな。。。と思うテーマだけれど
これを独自の話に落とし込んでいて、話がどう展開するのかきになりあっという間に読んで
しまいました。
クリアーというか、重みを感じさせないクセの無い文体でとても読みやすいです。
ケングリムウッドの『リプレイ』と同じテーマということで、こちらも気になります。

他の2話も日常生活から大きく逸脱するまでいかないまでも
『夜にも奇妙な物語』のような、普段の生活の一歩外にあるような非現実で
結構身近さがあって薄ら怖いです。


ただ、ミステリーっていうと語弊があるよな。
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ついに出た!

車内広告で見たけれど、『四畳半神話大系』がついに文庫化!
イェア!!



買った
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辺境・近境 (新潮文庫)

評価:
村上 春樹
新潮社
¥ 500
(2000-05)
今度の3月にちいと海外に旅行に行こうと考えているのですが、
その気分を盛り上げる、というために村上先生が旅行記を出していたので読。
行った場所一つが一話という形式になっているのだけれど、
海外・国内・海外・国内
の話という風になっている。多分、最後に書かれている
辺境の消滅した時代にあっても、自分という人間の中にはいまだに辺境を
作り出せる場所があるんだと信じることだと思います。

というのを反映しているんだと思う。つまり、遠い近いの問題ではもうなくなってしまっている。
アメ横だって、辺境ってなりうるかも。まぁ、これは僕の偏見。


僕が村上作品にのめりこむ一つの要因は、昨日も同じようなことを書いたけれど
シンパシーを感じる文章がある、ってことが大きいかと。
ほぼ、どの本もそういうくだりを含んでます。

んで、今回は
『僕は確固としたというよりはむしろあやふやな人間であり、恒久的というよりはむしろ一時的な人間であり、正確というよりはむしろ不正確な人間である。』
という文です。
これは、メキシコの観光地の印象を筆者が述べたときに、一般的に言われていることと
かなり違っていたため筆者がフォローとして入れた文章。

うんうん。すごいわかる。
僕はちょくちょくこんなレビューなんてのをやっているけれど、
このオススメっていうのが結構怪しい。特に新譜。
今は、のめりこんで勧めるけれど、多分一年後、早ければ来月には聞いてるかどうかも怪しい。
そりゃあ、そのなかで聞き続けるものもあるけれど、
その場の雰囲気を評価にたんと盛り込んでいるもの、ってのはどうも
あとでとても評価が不確定なものになってゆくのです。

だから、新譜のレビューっていうのが一番難しい。
その場の空気、を含んでしまっているからそのものに対する
自分の主観をそのまま反映できない。

そういうのができているほかの人というのは、
多くのそういったものを聞いてきたので自分の確固たる評価基準が出来ているか、
またはそういう空気に惑わされない真意を見抜く鋭さを持っているんじゃないかと思う。
そういう人がうらやましい。

僕は、結局人に勧められても、一定時間寝かせて、味わって、じゃないと
真意がわからんのですよね。
なんか漬物大好き人間みたいだな。
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恋愛の解体と北区の滅亡

評価:
前田 司郎
講談社
¥ 1,680
(2006-06-30)
宇宙人が地球にやってきた、という状況のなかで日々の生活を描いた話。
まず一番に面白いのが
宇宙人が僕らが想像していたものよりも、全然違ったこと。
その辺は読んでもらうといいかも。僕は、こういう感覚が大好きです。

後は、話の導入のところで抱く、劣等感。ってものにものすごくシンパシーを
感じてしまった。わかる。わかるよ。こういう類の怒り。
こういうのって、多分どっかしらに自分に対する劣等感を持っている人しか
味あわないんだと思うし、そういうのが無い人にはわからないんだろうなと思う。
というか、こういう感覚を文章に出来る前田司郎っていう人はすげぇなと思う。

んで、何でこの本に手を出したかというと、
この作者が五反田団のトップなのです。
んで、この間の見に行った舞台にとても感動したのでその周辺をあさろうかと。
後、これは言っていいかよくわからんので言いませんが、
これそのうち色々と話題になると思います。ならないかもだけど。
んで、その関係者が知り合いにいたので読んでみました。

そしたらば、これですよ。
この感覚をうまく描写できるのは、映画監督でいう山下敦弘さんみたいな感じなんだなぁ。
んで僕はそういうリアリティのある、というか自分の感覚をそのまま転写したような
ものに本当に心惹かれるのです。もうとりこ。
うーん2月の五反田団の舞台、やっぱりいこうかな。

最後に。北区が滅亡します。


一緒に収録されている、
ウンコにかわる次世代排出物ファナモ
もいい。
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